人気ブログランキング | 話題のタグを見る

我蘭堂(ガーランド)バックヤードへようこそ!

garland92.exblog.jp
ブログトップ

暑中お見舞い申し上げます。

暑中お見舞い申し上げます。_d0050713_13510564.jpg
「お花なんて買うのは、およしなさい」
っていうような陽気です←(花屋が言うな)

こういう陽気の時は、あっさり、さっぱり飾る程度がオススメです。

涼しい時に比べて花の持ちが半分なら、花の量を半分にして、2回飾ればイイんです。
それでも枯れるんだけど、枯れていくから意味があるのですよ←(なんか深い事言おうとして届いてないパターン)

ってことで、毎日まいにちヒネりのないこの天気への不満の意を込めて我蘭堂店頭では
ヒマワリが炎天の下、風に揺れています。








# by garland1992 | 2023-07-30 13:50 | Comments(0)

コロナあれから

飲食店関係のお仕事が
少しずつ戻って来たような・・・

そうでもないような・・・

やっぱり増えてきたような←(どっちやねん)
コロナあれから_d0050713_17493589.jpg

コロナあれから_d0050713_17493615.jpg


# by garland1992 | 2023-07-14 17:48 | Comments(0)

2023母の日後記

花屋業界的にも「母の月」を謳っている以上まだまだ総括は出来ないのですが
感染症法5類となって、3年前のピリピリとしたムードは和らいで迎えた母の日でした。
今年は「14日」というイチバン遅い第二日曜日だったので
「8日」だった去年と比べ少しは落ち着いて準備が出来た筈だったのですが
蓋を開ければ毎度まいどのドタバタコントのような母の日当日でした。

地方発送等もご依頼主の方から日にちをズラしてのご予定を頂いたり、
なにかとお客さんの方もコロナ対策に場数を踏んだ感のあるイベントでございました。

大切なご予算でお買い上げ頂いた花達は元気に上を向いて咲いていますか?
お恥ずかしい話ですが、我々プロでも見落としてしまうようなダメージを受けた花材が無かったとは申し上げられません。
納得のいかない傷み方をした時は遠慮なくお知らせください。
できる事に限りはございますが、この内山@我蘭堂が真摯に対応させて頂きます。

少しずつすこしずつ元通りになっていくと信じて重ねたコロナ禍でのイベントでした。
今回も当日はスタッフ一同マスク着用での接客でございましたが
来年は素顔で口角あげてご挨拶出来る様にと祈ります。

週末は不安定なお天気の中、沢山のご来店を賜りまして誠にありがとうございました。
忙しさに紛れ不手際が有った事と思います、
ご不便ご迷惑をお掛けいたしました事をお詫び申し上げます。

お母さんの居る方も
居ない方も
良い母の日、母の月であります様に。

フラワースタジオ我蘭堂(ガーランド)
代表 内山ヒロシ
母の日臨時スタッフ一同
2023母の日後記_d0050713_16122633.jpg


# by garland1992 | 2023-05-16 16:11 | Comments(0)

実家は螺子屋です

母の日も近づいて来ているので、ラッピング等で酷使するリボン挟みを新調した。
道具に特別なこだわりは無いのだけど、ことリボン鋏に関しては高いモノなら使いやすいとは限らなくて、重すぎたり、軽過ぎたり、チカラが無かったり。
切れ味が悪いのは論外だけど、なかなか「これだっ!」っていうハサミには出会わないもんです。

ここのところ使っているのは、あるホームセンターで見つけたクラフトハサミなんだけど、手に馴染んで使い易いし、チカラもあって気に入っているんだけど、刃先が尖っていて危ないのと、シザーケースに入れると底を傷付けちゃうのだけが玉に傷だなぁって思っていた。

ここはひとつ、螺子職人であるアニキに頼んで、刃先だけをグラインダーで丸めて貰えば完璧だと考え、買い込んだクラフトハサミ4丁を持ち込んだ。

螺子職人のアニキならこんなモノ朝飯前だと考えたんだけど、それはやっぱり素人の考えで、片刃ずつ刃先を削って丸め、かつ、刃先をピッタリ同じ長さに揃えるのは目が肥えた職人ほどシビアな仕事らしかった。

いやぁ、やっぱ職人ってのはすごいね。
結果イチバン使い易いリボン挟みが手に入りました。

こうして
一つひとつ
花屋の大イベントは近づいて参ります。
実家は螺子屋です_d0050713_21433963.jpg


# by garland1992 | 2023-04-30 21:43 | Comments(0)

地下たびサンタ山へ帰る

地下たびサンタ山へ帰る_d0050713_14170191.jpg
画像の桜は、
僕の投稿に度々登場する「地下たび履いたサンタクロース」の正体でもある
T橋さんの畑に咲く「薄紅桜」である。
去年の春に瓶ビールを持って会いに行った時、崖の上に咲くその桜を納めた写真。

「上の桜もキレイだろ、来年も生きていたら切ってやるよ」

なんて笑いもせず言って僕を切なくさせた桜の木だ。

それがT橋さんと会った最後の日となった。
この桜を切ってもらう事は叶わなかった。

いつも、
暮れには見事な蝋梅を
春には見事な桜を
積んで持って来てくれた。
娘の結婚式を終えて帰って来たら玄関に大きな桜の枝が立てかけられていたっけ。

どうやったら独りで切って、積んでこられるのか分からないような
大きな枝を持って来てくれた。
山登りで鍛えた、年齢とはかけ離れた体力と、
深い経験による植物や生花の知識で、何度もなんども圧倒させられた。

昔、ある花材の水揚げの事で悩んでいた時
生花は温度が低い方がいいに決まってると考えていた 駆け出し花屋の僕に
「そんなもん寒いから揚がらねえんだよ!
切って浸けときゃあいいんだっ、そのあと暖かいトコ置いとけっ!」
なんて言われて目から鱗が落ちた事もあった。
他にも、山での逸話など数えきれない、この人のこの手の話には枚挙に遑がない。

何年経っても初めて会った時から全く変わってない。
きっと「ニンゲン」じゃないんだ
「仙人」なんだと、そう思っていた。

ちょっと本当にそう思おうとしていたのかも知れない。
そう思う事で、いつまでもいつまでも元気に会えると。

今年は街の桜が咲いても、T橋さんの桜の枝が届く事はなかった。
風の噂で「あのT橋さんが今は杖をついている」と聞いた時も、
ちょっと転んだ程度だろうと考えることにした。
胸騒ぎがしてたのに
「会いに行ったらイヤがる」って決めつけてた。

だってT橋さんはずっと死なないのだから。

なんだよ
約束したじゃないか
「薄紅桜」切ってくれるってさ。

また山に行ってるだけでしょ?

熊とあっち向いてホイしてるんでしょ?

本当に仙人になっちゃったの?

お見舞いにも行かなかった事
後悔してます。
沢山たくさん勉強させてもらって本当にありがとうございました。
これからも大好きな先輩です。






.



# by garland1992 | 2023-04-06 14:21 | Comments(0)