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つまり所信表明

NHKの番組「プロフェッショナル」で 義肢職人の話の再放送を観た

リアルタイムで観た訳じゃなくて、次女@我蘭堂が「これはきっと父さんが喜ぶに違いない」と
録画をしてくれてあった。


小さなころ 母親の職場で、しかも母親の目の前でケガをして人差し指を失った女性が
その義肢職人に連絡を取り

「大丈夫ですよ」

と言われて 電話の前で泣いた話からはじまる。

職人さんは その彼女の指の型取りをして そして 話をよく聞いてカウンセリングをして。

出来上がった義肢を装着した女性が 最初に言った言葉は
ずっと心を痛めてきた母親にたいしての労りの言葉だった。


たしかに

自分の目の前で 自分の子供が指を失うような大けがをしたら 
考えても仕方ないことでも あれこれと自責の念が込み上げてくることだろうと思う

それは毎晩まいばん まとわりつくように こびり付いて離れなかっただろうと思う


そんな様子をずっと 見続けてきたであろうその女性の 失われた人差し指を復元させる職人の話だった

装着した際、他の指との色合いの微妙なズレに納得がいかず
「交通費を出すから、もう一度来てくれる? 作り直すから」 と言ったその職人の姿勢というのは
ある意味 職人としては びっくりするような対応ではないけど
「いま作れるMAXの出来じゃないから」 みたいな事を言っていた時、ちょっとハッとした。

要するに まだまだ腕を上げていく気が そこに在るってことだよね。



仕事に上も下もないし、どんな小さな仕事でも その歯車のいくつか先で 
誰かが喜んだり 助かったり しているわけで みんな おんなじだよね


それでも そんな仕事みたいに 花屋だって 時にはエンドユーザーと直接 

相対して 

好みを訊いて

つまりカウンセリングをして。

腕の良し悪しは 多少あるにしても そのフローリストの技量のMAXに近づけた品物を作って 
引き渡すってことなんだよね。


あぁ ぼくも もっともっと 上手になれるよう がんばろう






この世で 限りなく イチバン自分の人差し指に近い義肢を付けた その女性は

「これからは ピースサインが出来ます」 と言った

本人と 

お母さんと

二人が失ったモノを復元させた その職人は ほんと かっこよかった


そしてそれを
ずっと 半べそで観ていた僕は ほんと かっこわるかった(笑)
by garland1992 | 2014-01-17 18:30 | Comments(0)