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それが作家の目的なんだな、きっと。

「浅井いにお」の新作を読んだ
以前、娘がハマっていたのでためしに読んでみたところ うなるような内容であった
小説ではなくて コミックだ。

ちょっと前になるけど「ソラニン」が映画化されてたっけ・・・


とにかく 今回のヤツは ずどーーんと暗い気持ちになる

10代の頃の鬱々とした毎日が じっとりと蘇ってくるような そんな気分になる


でも これが10代後半から20代に支持されているのは容易に納得できる

読んでいて感じるのは、
今にも破裂しそうな自意識・・とか
実はとっくに崩れている「自分には特別な才能が有る」という自信・・とか
おびただしい異性への関心・・とか
何に追いつきたいのかも判らないのに 突きつけられるように感じる焦り・・とか・・

これはまさに 10代の僕がずっと抱えていたモノだったし どんなに振り払っても無くならないものだった

そういう きっと誰でもが抱えている(と僕は思う)ドロドロとした感情を持て余した主人公に 
読んでる人が自分を投影しやすい描き方なんだろうなと思う。


日本昔話のような 気持ち良い、判りやすい教訓を与える話とは 対局の所にあるモノだ
「フランダースの犬」くらい 救いの無い話だったりする(笑)

それでも これだけ支持されているってことは それによって勇気づけられている人も居るってことなんだろうな・・・

年甲斐もない「中二病」をこじらせた中年男には成りたくないけど、 

それでも 

ああいう作品を読んで落ち込める感性を 持って居たいもんだな・・・って 

なんとなく想った。
by garland1992 | 2011-11-14 20:49 | Comments(0)